「Webマーケティングで使われている用語が分からない」
「Webマーケティングの用語について教えて欲しい」
こんな悩みに対しての記事を用意しました。
今回の記事を読むことで、基本的なWebマーケティング用語について把握できると思います。
はじめに
今回の記事では、知らないなら知っておくべき『マーケティング用語』の基礎的なWebマーケティング用語ついて紹介します。
私たちは、ブログ運営をする上で「マーケティング」は切っても切り離せない存在だと思っています。
投稿記事を作成し、収益化を目的とするのであればなおさらのことです。
”サッカー”でたとえるのであれば、ルールを知らずに、ただやみくもにボールを追いかけるようなものです。
もしマーケティングを理解せずにブログ運営をすると、「訪問者の反応が悪い」「選択した商品・サービスのプロモーションで結果が出ない」などの問題が出てきてしまうと思います。
初めは分からないことも多いと思いますが、少しずつで大丈夫なのでマーケティングについても理解を深めていきましょう。
知っておくべきマーケティング用語25選
- CV
- imp
- CTR
- CPA
- LTV
- PPC
- DRM
- EFO
- UU
- SSL
- GTM
- リマーケティング/リターゲティング
- インフィード広告
- リスティング広告
- アドネットワーク
- セールスレーター
- アップセル
- クロスセル
- ワンタイム
- ソフトセル
- ハードセル
- ウェビナー
- オプトイン
- ファネル
- サンクス
- ランディングページ
コンバージョン(conversion;略称CV)
『コンバージョン』とは、訪問者がホームページの目標としているアクションを起こしてくれた状態のことです。
たとえば、1人の訪問者が商品・サービスを購入したり資料請求をおこなったりした場合、ホームページがコンバージョンをひとつ獲得したとカウントされます。
”サッカー”でたとえれば、シュートが枠内に入りゴールを達成した状態です。
メールマガジンの登録をコンバージョンとするときもあれば、商品・サービスが購入されたときをコンバージョンとみなす場合もああります。
つまり、コンバージョンの成果地点はウェブサイトによって違う。このコンバージョンという指標が、Webサイトを運営する上で大切な指標となるのです。
その理由は、コンバージョンの数はホームページが現状でどれだけ目標を達成しているのかを示す、客観的な指標になるからです。
コンバージョンについて正しく理解し、設定すること、そしてどれだけの数を獲得しているかを常に測定することが「Webマーケティング」ではとても重要です。
インプレッション(Impression;略称imp)
『インプレッション』とは、訪問者にWebサイトが表示された回数。
例えば、化粧品のWebサイトが1,000人のお客さんに見られた場合、インプレッションは1,000となります。
インプレッションに関連した指標(Click Through Rate;略称CTR)
『インプレッションに関連した指標』とは、「クリック率」のことで、CTR(Click Through Rate)という指標で表されています。
『CTR』は、以下の数式で求められます。
「CTR」=コンテンツのクリック数÷インプレッション×100
広告が消費者の心を掴み、興味を持たれているかどうかを測るためには、CTRが指標の1つとなり、広告や投稿の質を評価するときは、「インプレッション」だけでなく『CTR』 などの他の指標も合わせて見るようにすることが大切です。
(Cost Per Action;略称CPA)
『CPA』とは、コンバージョン(CV)1件当たりにかかった広告費用を示す値。
『CPA』は、以下の数式で求められます。
「CPA」=広告費用÷コンバージョン数
例えば、1,000件のCVを達成するのに10万円の広告費用がかかった場合のCPAは100円となります。
「CPA」が高い、つまり1コンバージョン(CV)の獲得に費用が掛かりすぎている場合は広告費用の見直しが必要になるかもしれません。
「CPA」が上がると利益が圧迫され、「CPA」が下がると利益が増加します。
つまり、広告運用を通じて利益につなげようとする場合、「CPA」は非常に重要な指標となるので、広告運用はこの指標に基づいて行う必要があります。
(Lift Time Value;略称LTV)
『Lift Time Value』とは、お客さん1人あたりの、生涯顧客単価。
LTV(Life Time Value)とは、「顧客生涯価値」とも呼ばれます。ある特定の顧客が特定の企業やブランドと取引を始めてから関係性が終わるまでの期間で、どれだけその企業に利益をもたらすかを算出する指標です。
LTV=「購買単価」×「購買頻度」×「契約継続期間」で計算でき、いずれかの項目を上げることでLTVは向上しますが、LTVを高めるには顧客のロイヤリティの向上が重要とされています。
(Pay Per Click;略称PPC)
『Pay Per Click』とは、クリック課金型の広告の総称。
しばしば、検索連動型広告のことを指して使われることもある。
広告費の発生(計算)の仕組みを表す用語で、Pay Per Click(ペイパークリック)、つまり、クリックされるごとに支払う(広告費が発生する)仕組みのこと。
たとえば、バナー広告は「○万回表示することに対して○万円を支払う」契約となっているが、PPCでは何億回表示されても、クリックされなければ広告費は発生しない。
PPCは、多くの場合、認知度向上やブランディングを目的とした広告ではなく、刈り取り目的の広告で使われることが多い。
(Direct Response Marketing;略称DRM)
『Direct Response Marketing』とは、マーケティングの手法の1つです。
一般的に広告は、特定の対象者に何かを伝えることを目的とします。ダイレクトレスポンスマーケティングは、単に伝えるだけでなく、返信というアクションを起させるところに最大の違いがあります。
一番分りやすい例を挙げれば、アメリカンホームダイレクトの広告です。最後に「チンチロリン!」と音がして、「お問合せは今すぐ」「0120-XXX・・・・」と続きますよね。あれが典型的なパターンです。
(Entri Form Optimization;略称EFO)
『Entri Form Optimization』とは、入力フォームの目的達成率を上げること。
ユーザーが入力フォームに情報を入力する際、フォームの使いづらさがストレスとなりページから離れる原因となる場合があります。
例えば、入力すべき情報がわからない。他のページへのリンクが多数あり、ユーザーの興味が逸れてしまう。入力フォームのデザインが簡素過ぎるため、ユーザーの興味が薄れてしまう。などが挙げられます。
こうした問題点を改善し、ユーザーを入力フォームから送信完了に導くことで、見込み客や成約数を上げることができるのです。
(Unique User;略称UU)
『Unique User』とは、そのWebサイトに訪問したユーザー数のこと。
1人のユーザーが何回訪問してもUUは「1」になります。UUは、日別・週別・月別などで見ます。
注意すべきは多くのアクセス解析ツールにおいて、UUはCookieの単位となることです。そのため、同一ユーザーが別デバイスでWebサイト訪問した場合、重複カウントされることが多くあります。
(Secure Socket Layer;略称SSL)
『Secure Socket Layer』とは、インターネット上におけるウェブブラウザとウェブサーバ間でのデータの通信を暗号化し、送受信させる仕組みのこと。
インターネット上で頻繁に送受信される氏名・住所・メールアドレスなどの個人情報や、ショッピングの決済に必要なクレジットカード情報、ログインに必要なID・パスワードといった情報は、常に悪意ある第三者から狙われております。
SSLは、これらの重要な情報を、悪意ある第三者による盗聴を防いだり、送信される重要な情報の改ざんを防いだりする役割を持っています。
「SSL」の概要については、こちらの記事を合わせて読んでみてください。
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参考【WordPress(ワードプレス)】「SSL」の必要性と設定方法について@初心者向け
続きを見る
(Google Tag Manager;略称GTM)
『Google Tag Manager』とは、Google社が提供をしているタグマネジメントツールです。
一般的に、計測タグや広告タグなどを利用するには、それぞれのツールから「これを埋め込んでね」と渡されたタグをWebサイトの対象ページのHTMLへ埋め込む必要があります。
しかし、タグの追加や削除の度に毎度毎度いろんなページのHTMLを編集するのは、いろいろと手間が多いのも事実です。
そこで毎回HTMLを編集しなくても済むよう、ツールのオンラインの管理画面上から「どのページへ」「どのタグを埋め込む」といったことをできるようにしよう、というのがタグマネジメントツールなわけです。その1つが、このGTM(Google Tag Manager)となります。
GTMを利用している会社は多くあり、WEBデザイナー側にGTMタグの埋め込みをお願いされる場合が多々あります。
リマーケティング/リターゲティング
『リマーケティング/リターゲティング』とは、検索サイトやバナー広告などから訪れた訪問者のその後の行動を追跡し、再度広告を表示させる広告のこと。
訪問者の行動に応じて興味の対象を絞り込み効果的な広告を打てるため、通常のバナー広告よりもクリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)が高くなるという特徴を持つ。
インフィード広告
『インフィード広告』とは、Webサイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に表示される体裁の広告のこと。
FacebookやTwitterなどのSNSや、キュレーションメディア、ニュースアプリなどでよく利用されています。
最近では、テキストやバナーだけでなく、動画などのコンテンツも配信できるメディアも珍しくありません。また、ビジネスメディアでもインフィード広告を見かけるようになりました。
リスティング広告
『リスティング広告』とは、YahooやGoogleのような検索エンジンの検索結果に表示される広告のこと。
Web上に掲載されている場所は、検索結果の一番上と検索結果の一番下です。
リスティング広告というと、検索結果の一番上に表示されているイメージが強いかもしれません。ですが一番下にも広告は掲載されています。
アドネットワーク
『アドネットワーク』とは、複数の広告媒体を集めて広告配信ネットワークを作り、それらの媒体に広告をまとめて配信する仕組みのこと。
様々なWebサイトやソーシャルメディア、ブログを『ひとつの媒体』とした広告出稿ができるため、より多くのトラフィックが見込めるでしょう。
また、アドネットワーク業者に掲載前後の処理を一括して任せられるため、業務効率化も図ることが可能です。
セールスレター
『セールスレター』とは、モノやサービスを売るための広告文のこと。
例えば、電車の吊り看板はとても身近ですし、テレビや新聞や雑誌の広告があります。ランディングページやダイレクトメールなど、たくさんの広告があります。
アップセル
『アップセル』とは、より高いものを買ってもらうこと。
たとえば、製品のバージョンアップ時や買い換え時などに、より上位の製品やコースを薦めたり、同時に購入する数量を多くしてもらったりすることで、アップセルを達成できます。
クロスセル
『クロスセル』とは、顧客が購入しようとしている商品と別の商品を提案し、購入を検討してもらうこと。
一般的に、新規の顧客開拓は多くの費用と手間がかかるといわれている。顧客数を増やすことなく売上総額を上げることができるため、効率的に売上を伸ばすことができる。
ワンタイム
『ワンタイム』とは、顧客が商品やサービスを買った直後に、一度限りといった制限を設けて、別の商品やサービスをお得な価格で販売すること。
何かの商品を買った直後の“財布のひもが緩んだ状態”で、「一度限り」と限定して別の商品を販売します。
売上をあげる際の必須の手法の一つで、これがやるとやらないとでは売上が大きく変わってきます。
ソフトセル
『ソフトセル』とは、商品や広告をリストに間接的に訴求する販売手法のこと。
リストに売り込んでいる印象を与えないぐらいふわっとした売り込みのことです。
メールで商品をソフトセルする場合は本文はあくまで売り込みを目的としないコンテンツです。コンテンツ内でさりげなく商品リンクを紹介したり、追伸で緩やかに商品リンクを入れたりするイメージです。
ハードセル
『ハードセル』とは、商品や広告をリスト(見込み客や顧客)に直接訴求するような販売手法。
要するにガッツリとリストに売り込み(クロージング)をかけることをハードセルといいます。
メールで商品をハードセルする場合は、メール本文自体が売り込むための文章になります。ハードセルをかけた場合、リストは『ああ、今売り込まれてるな』ということを認識します。
ウェビナー
『ウェビナー』とは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語で、インターネット上で行なわれるオンラインセミナーのこと。
Webを通じた動画配信が、通常実施者から参加者への一方向のみの情報伝達であるのに対し、ウェビナーは、実施者と参加者間の双方向で対話をすることができる。
用途は、集客のため、社内向けの教育のため、クロージング用のプレゼンテーションのためなど多岐に渡る。
オプトイン
『オプトイン』とは、ユーザーに宣伝広告を配信する際、事前に許可を求めること。
また、宣伝広告の受け取りを、ユーザーが許可する意思を示すこと。
ファネル
『ファネル』とは、広く集客したうえで、ふるいにかけられた見込み顧客が、検討・商談、そして成約へ流れる中で段々と少数になっていくこと。
サンクス
『サンクス』とは、商品の購入や予約申し込みなどが完了した直後に表示されるページのこと。
アクセス解析ツールのタグをサンクスページに設置することでコンバージョン率を分析することができます。
ランディングページ
『ランディングページ』とは、検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのこと。
ランディングページは一つの商品やサービスを売るための、一枚の長いWebページです。
「ネットで売り上げを上げるための最重要要素」であり、ランディングページを改善しただけで、ネット上での顧客獲得数が6倍になったという事例もあります。
まとめ
この記事では、『知らないなら知っておくべきWebマーケティング用語』について解説させていただきました。
量が多くて大変だったと思いますが、これからの努力は必ず将来の役に立ちますよ。
初心者の方でもっと詳しく知識習得したい人は、合わせてこちらの本で勉強してみるのもいいと思います。
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