スマホが広く普及した今、PCによる検索数よりもスマートフォンでの検索数の方がはるかに多いと言われています。
そのため「モバイルファースト」が重要視されるようになりましたが、こんな疑問をお持ちの方は多いと思います。
「Webサイトの必要性について知りたい」
「モバイルファーストってどういうこと」
「モバイルファーストの重要性について教えて欲しい」
この記事を読んでいただければ、『Webサイトの必要性とモバイルファーストの重要性』について理解できると思います。
はじめに
ご存知の方も多いとは思いますが、はじめにインターネットについてのことからお話をさせてください。
インターネットとは
インターネットとは、インターネット・プロトコル(IP)技術を利用して相互接続されたコンピューターネットワークのことです。
そのIPネットワークを利用して使用される利用方法は全てインターネットに含まれ、下記のようなさまざまなものが存在しています。
- telent
- 電子メール(SMTP)
- ファイル転送(FTP)
- チャット(IRC)
- ネットニュース(NNTP)
- WWW(HTTP)
インターネット全体の歴史から比較すると、WWWの仕組みは最近出てきた仕組みとも言えるでしょう。
そして、WWWの歴史について触れると、今や誰もが利用しているものとなったと思いますが、1990年代初めから始まったインターネットの普及において、その原動力になったものと理解できると思います。
普段みなさんが利用しているSNSやゲームなどをはじめとした他のインターネットのサービスにもWWWの技術がたくさん使われています。
クリックひとつで様々な情報にアクセスができるWWW、そしてインターネットの利用が急速に普及してきました。
近年では、スマートフォンの登場で大きく私たちの生活が一変しました。
ポイント
- 時間と場所を選ばずに瞬時に情報アクセスが可能
Google検索や、YouTubeをはじめとした動画サイトの閲覧などは、パソコンを使うよりスマートフォンで利用している人が圧倒的に増加しました。
いつでもインターネットにアクセスできる環境になったこともあり、移動中でも情報検索、情報取得することが簡単にできるようになりました。
- コンテンツのデジタル化
インターネットが高速になり、動画コンテンツや大容量のデータを瞬時に送ることが可能になりました。
その結果、映像・音楽・書籍・ソフトウェアなどの様々な媒体のデジタル化が進んだことによって、パッケージ購入やレンタルサービスの利用者が減少してしまいました。
- SNSの普及
スマートフォンが登場してから爆発的に普及したのがSNS。
スマートフォン利用者のほとんどがSNSを利用しており、日常におけるコミュニケーションのあり方を大きく変革させています。
Webがさらに身近なものとなって、今やWebサイトやブログは事業を始める時に欠かせない存在となったのも理解いただけると思います。
Webサイトの必要性について
インターネットを利用している人はとても多く、一日あたりのインターネット使用頻度は新聞やチラシよりも長いと言われています。
その理由から、Webサイトをはじめとするホームページやブログの重要性は日に日に高まっていることは周知されていますね。
ここでは、そんなWebサイトの必要性について解説していきます。
情報源としての重要性
手に入りにくいもの、欲しいものがある時など、どんな人でも情報収集をしてから、評判や口コミなどを総合的に評価し判断しようとする人が多いと思います。
インターネット普及前であれば、雑誌や口コミで情報収集をしていたと思いますが、今ではより多くの情報を簡単に素早くインターネットで情報取得できる時代になりました。
多くの人が何かを調べる時は、まずインターネットで検索し、その窓口ともいえるWebサイトやホームページの有無を確認すると思います。
その顔ともいえるWebサイトやホームページがないということは、インターネットで情報収集をする人たちに対して、有効な集客・宣伝手段を持っていないということにもなり得ます。
逆に言えば、Webサイトやホームページを持っていることで多くの人に効果的な集客・宣伝が可能になるというわけです。
幅広い訴求力
Webサイトやホームページを持っていることで、集客・ファン化・教育・販売などのセールスとマーケティングなど、様々なことを行うことが可能になります。
例えば、商品・サービスを販売しているWebサイトやホームページでは、SEO対策などを行うことで検索エンジンが勝手にユーザーのWebサイトやホームページにこんな商品・サービスを扱っているとセールスしてくれます。
そのセールスの結果によって自分自身で運営するWebサイトやホームページを訪問してくれた人向けに、商品・サービスの魅力やメリットなどを宣伝することができ、気に入ってもらえた場合には、インターネットを通してそのまま購入してもらえるということに期待できます。
また、商品・サービスの購入者が自分のブログやSNSを通して、購入した商品・サービスを紹介してくれることにも繋がる可能性があり、その口コミ次第では人気商品になるケースも考えられます。
Webサイトやホームページは24時間365日いつでも閲覧、買い物ができるので、幅広い訴求力を持っているとも言えます。
スマートフォンの普及
令和時代に突入して、スマートフォンは今や当たり前となりました。
最近では、50~60代のスマートフォン利用率が過去4年間で大きく上昇し、パソコン利用率を上回る結果と今後、益々の成長していくのは間違いないと言えると思います。
画像;Nilsen公式サイト
さらに、スマートフォンからの動画サービス利用・視聴時間も2015年の1時間51分から、2019年には7時間13分と5年間で約4倍の成長を遂げています。
今では、5Gが主流になったので、同じく急加速していくことが容易に想像ができます。
画像;Nilsen公式サイト
画像;MMD研究所
この結果からも分かる様に若い世代はもちろんのこと、50~60代の層まで幅広くWebサイトがスマートフォンでの閲覧と、スマートフォンでのネットショッピングでも8割を越えました。
今後益々増えていくことが予想できるので、これからWebサイトやブログを制作する場合は『モバイルファースト』を意識していくことが必須となっていくでしょう。
スマートフォンデバイスの特徴について
続いて、『スマートフォンデバイスの特徴』について把握しておきましょう。
スマートフォンデバイスの特徴については下記の通りです。
スマートフォンデバイスの特徴について
- 画面が小さい
- どこでも使える
- 基本操作はタップ
画面が小さい
スマートフォンデバイスの画面サイズはパソコンの画面サイズと比べて圧倒的に小さいです。画面サイズが小さいので、情報量が詰まったWebサイトやホームページをスマートフォンデバイスで閲覧することが困難であるという特徴があります。
どこでも使える
スマートフォンはどこでも手軽に利用が可能です。
パソコンだと座っていたり屋内であったり、利用場所が限られますがスマートフォンは手軽にどこでもいつでも利用できます。
基本操作はタップ
スマートフォンの入力はタップのみです。スマートフォンは指で直接画面に触れて操作を行うので、マウスなどよりもクリック範囲が大きくなります。
このようにパソコンとスマートフォンでは利用に違いがあるので、パソコンよりも利用時間が増えているスマートフォンに対応するための考えから生まれたのが『モバイルファースト』という考え方です。
モバイルファーストについて
『モバイルファースト』とは、モバイルを起点にしてサービスを作り上げることです。
パソコンよりスマートフォンでの利用が多くなってきたことは、先ほど解説させていただいたので理解いただけていると思います。
その理由からモバイルのことを最初に考慮することは自然な考え方と捉える事もできます。
「モバイルファースト」は、ルーク・ウロブルスキー氏の著書『Mobile First』によって示されています。その著書の中でルーク・ウロブルスキー氏は下記のように述べています。
ココがポイント
【モバイルファーストの実践とは】
モバイルインターネットの爆発的な成長にただ準備することだけではない。
ユーザーが本当に必要とすることにフォーカスすることで、これまでできなかった方法でのイノベーションが可能になる。
私たちが重要だと思ったのは、「ユーザーが本当に必要とすることにフォーカスする」の部分です。
大量の情報を詰め込んだ万能型のWebサイトをやめて、ユーザーが本当に必要とするコンテンツだけを選定して表示しようとという意味にとらえることができます。
このようにしっかりと利用シーンを想定し、ユーザーに必要なコンテンツを選定し、そこに迅速に辿り着くようなデザインをしなければいけないということです。
以上がモバイルファーストで考える事であり、必要なコンテンツを盛り込むことで、小さな画面でもユーザーは迷いなく必要な情報へとアクセスが可能になるのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、『Webサイトの必要性とモバイルファーストの重要性』について解説させていただきました。
モバイルファーストだけでなく、他人ファーストの考え方はビジネスをしていく上でとても重要です。