エックスサーバーに2024年3月28日に新機能「WordPressリカバリー」が追加されました!
すでにエックスサーバーを利用している方は新機能のお知らせメールが届いているはずです。
「WordPressリカバリー」は様々なトラブルをエックスサーバーの独自AIシステムが解決してくれる非常に便利な機能です。
「WordPressリカバリー」ってどんな機能?
更新したら「ブログが真っ白で何も表示されなくなった」
「不正アクセスされてしまった!どうしよう…」
この記事では、新機能について詳しく解説していますので、最後まで読んでいただければこんな悩みを解決できると思います♪
「WordPressリカバリー」機能とは?
機能提供開始日 | 2024年3月28日(木) |
対象サービス | エックスサーバーの全プラン |
サービス概要 | 選択した補正項目のトラブル原因を特定し、自動的に修復処理を実施 |
WordPressサイトに技術的なトラブルが発生した際に、エックスサーバーが独自に開発したAIがそのトラブルの原因を特定・修復し、正常な状態に復旧することが可能です。
自分でトラブル原因の特定をすることは想像以上に難しく、原因の特定だけでも数日掛かってしまうことがあります。
そこからさらに復旧となるとかなりの労力がかかります。
しかし、この機能を利用することで迅速にトラブル対応ができ、サイト運営の効率化が図れます。
利用料金は?
「WordPressリカバリー」はエックスサーバーの標準機能として追加されたので、利用料金は無料です。
エックスサーバーには料金プランが3つありますが、どのプランを契約していても利用することができます。
オプションサービスの場合は追加料金が掛かることがほとんどですが、標準機能として全プラン無料で利用できるのは嬉しいですね♪
エックスサーバーの利用料金について、詳しくは公式ページをご確認ください。
これからエックスサーバーの契約をご検討の方はこちらの記事もおすすめです♪
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どんな場面で利用する?
「WordPressリカバリー」機能は具体的にどんな場面、どんなトラブルに対して利用できるのでしょうか?
トラブル対応時に利用する機能なので「後で確認すればいいや」と思っている方が大半だと思います。
しかし、いざトラブルに直面すると焦ってしまい、冷静に対処できないかもしれません。
「WordPressリカバリー」機能の利用場面
- サイトが真っ白で何も表示されなくなった
- WordPressの管理画面にログインできない
- アップデートしたら固まって動かなくなった
- サイトに不正アクセスがあった
こんなトラブルに遭遇したら、ぜひ「WordPressリカバリー」機能を活用しましょう。
リカバリーできるトラブル5種類
実際にリカバリーできるトラブルは以下の5種類です。
リカバリーできるトラブル5種類
- 正しく表示されなくなったWordPressの復旧
- 不正アクセスを受けたWordPressの復旧
- ログインできなくなったWordPressの復旧
- ログインパスワードのリセット
- WordPress本体のリセット
1つずつ具体的に復旧内容について見ていきましょう。
① 正しく表示されなくなったWordPressの復旧
サイト表示における以下の様なトラブルの復旧をすることが可能です。
- 突然サイトが真っ白になった
- WordPressテーマやプラグインをアップデートしたらサイトが表示されなくなった
- サイトのレイアウトがおかしくなった
- サイトが固まって動作しなくなった
このようなトラブルの原因を特定し、自動で復旧してくれます。
wp-config.phpに設定されているデータベース名が正しくない場合、必要に応じて補正処理することも可能です。
② 不正アクセスを受けたWordPressの復旧
万が一、サイトへ不正アクセスを受けた場合、不正なファイルを自動的に削除し復旧してくれます。
この時、投稿記事や画像を残したまま不正なファイルを削除・復旧するため、せっかく苦労して書いた記事がすべて消えることはありません。
何万字も書いた記事をまた1から書くことを想像したら恐ろしいですよね…?
削除するべきものだけを削除し、投稿記事は残してくれる点はかなりのメリットだと思います。
また、管理画面のパスワードもリセットされるので、セキュリティー面の対策もバッチリです。
③ ログインできなくなったWordPressの復旧
不正ログインを受けるとログイン情報を変更されてしまい、WordPressの管理画面にログインできなくなることがあります。
このようなトラブル時に「WordPressリカバリー」機能では、問題のあるファイルを修復したり、管理画面へのログイン情報をリセットしてログインできないトラブルも迅速に解決してくれます。
④ ログインパスワードのリセット
ログインパスワードを忘れてしまった等のトラブルもすぐ解決することが可能です。
パスワードを再発行し、安全に再設定することができます。
⑤ WordPress本体のリセット
WordPressをインストール直後の状態に戻すことができます。
投稿記事や画像等のデータファイルを引き継いだうえで、初期化することが可能です。
引き継ぐことができるデータ
- 投稿記事・固定ページ・各種設定・管理者ユーザー
- インストール済のテーマ・プラグイン
- テーマやプラグインが生成したファイル
注意点
「WordPressリカバリー」は非常に便利な機能ですが、100%復旧できるものではないので、以下の様な注意事項が明記されています。
・本復旧機能は、サイトを完全に復旧することを保障するものではありません。
・補正処理実行後はウェブサイトが正常に表示されるかの確認を必ず行ってください。
・データサイズ、ファイル数、およびサーバーの負荷状況によっては、処理に時間がかかる場合があります。
・リカバリー補正処理実行前に「/home/サーバーID/ドメイン名/wp_recovery_backup」にバックアップデータが作成されます。
例)/home/sample/sample.xsrv.jp/wp_recovery_backup・以下の場合は、WordPressリカバリー機能をご利用いただけません。
・WordPress5.0より前のパージョンを使用している場合
・WordPressマルチサイト機能を使用している場合引用元:Xserver公式サイト
利用前にこれらの注意点を必ず確認するようにしましょう。
大前提として、WordPress5.0より前のバージョンは「WordPressリカバリー」機能は利用できないため、WordPressのバージョンアップは定期的に行うようにしてください。
どこから「WordPressリカバリー」機能は使える?
いざ、この機能を利用しようと思たら「入り口がわからない!」なんて事態を避けられる様に、「WordPressリカバリー」機能の入り口について記載します。
step
1エックスサーバーの「サーバーパネル」からログイン
まずは、サーバーパネルにログインします。
step
2「WordPress」>「WordPressリカバリー」メニューを選択
サーバーパネルにログイン後、画面下部へスクロールし、「WordPressリカバリー」をクリック。
step
3復旧したいWordPressサイトの「ドメイン」を選択
ドメイン選択画面が開くので、復旧したい対象ドメインを確認し、「選択する」をクリック。
step
4サイトの「復旧に進む」をクリック
サイトURLが表示されるので、復旧対処のサイトで間違いがないかを確認後、「復旧に進む」をクリック。
step
5トラブルに該当する「項目」を選択
発生しているトラブルの項目が表示されるため、該当の項目を選択し、次へ進むをクリック。
画像:Xserver公式
step
6「補正処理を実行する」をクリック
各トラブル項目に応じて診断がされ、「問題が見つかった場所」「問題と対応内容」が表示されるため、注意事項を確認後、「補正処理を実行する」をクリック。
各トラブル項目ごとの詳細は、エックスサーバー公式ページにて確認してください。
まとめ
エックスサーバーの新機能「WordPressリカバリー」は、エックスサーバー独自のAIシステムを用いて様々なトラブルを自動かつ無料で解決することができる機能です。
使い方も非常にシンプルなので、万が一の時にも安心です。
WordPressのトラブルでお困りの方はぜひ活用してみてください♪
また、どのサーバーを契約しようか迷っている方も、この便利な機能を標準搭載しているエックスサーバーはとってもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください♪